GA4(Googleアナリティクス4)は機能が多く、開いても何を見ればいいか分からない、という声をよく聞きます。でも、店舗の集客で見るべき数字は、実はそれほど多くありません。大切なのは、全部を見ようとしないこと。『予約・問い合わせという成果』を起点に、最小限の数字だけを毎月追うのが、続けて成果を出すコツです。
まず「成果」を一点に決める
集客のゴールは、アクセス数ではなく予約・問い合わせです。まずサイトの予約・問い合わせクリックを『成果(コンバージョン)』としてイベント計測できるようにします。電話・Web予約・LINE・フォームなど、種別を分けておくと、どの導線が効いたかが分かります。
見るべき最小限の数字
毎月、次の数字だけを追えば十分です。最初から全部を見ようとしないのがコツです。
- 予約・問い合わせクリック数(=主要な成果。最重要)
- 自然検索からの流入数(検索で見つけてもらえているか)
- 流入元の内訳(検索・地図・SNS・直接のどれが多いか)
- よく見られているページ(人気ページ/成果につながるページ)
- 離脱が多いページ(不安や分かりにくさが残っていないか)
Search Consoleと合わせて見る
GA4が『サイトに来た後』を見るのに対し、Search Consoleは『どんな言葉で検索され、表示・クリックされたか』を見られます。掲載順位が11〜20位の『あと一歩で上位』のページを加筆改善すると、新規作成より効率よく流入を伸ばせます。
毎月30分のルーティン
数字は『見るだけ』では成果になりません。次の流れで、毎月かんたんに見て→直すを回します。
- Search Consoleで表示回数・クリック・順位を確認する
- 11〜20位の伸びかけページを優先的に加筆する
- GA4で予約クリックの推移と流入元を確認する
- 効いている導線・ページに力を寄せる
- 結果と打ち手を1行メモに残す
数字を扱うときの注意
数値は前提つきの『目安』です。季節や施策のタイミングで上下するため、単月の増減で一喜一憂せず、傾向で見ます。また、個人を特定できる情報は残さず集計値で扱い、計測タグやCookieの利用はプライバシーポリシーに明記して、必要な同意取得に配慮します。
- 予約・問い合わせクリックを成果イベントとして計測している
- 電話・Web・LINE・フォームの種別を分けている
- 自然検索の流入・流入元の内訳を毎月見ている
- Search Consoleで11〜20位のページを把握している
- 毎月30分の『見る→直す』ルーティンがある
- 計測タグ・Cookieをプライバシーポリシーに明記している
よくある質問
GA4は無料ですか?設定は難しい?
GA4自体は無料で使えます。設定は、サイトに測定タグを入れ、予約・問い合わせクリックをイベントとして計測する初期設定が必要です。一度整えれば、あとは毎月決まった数字を見るだけなので、難しく考えすぎる必要はありません。
アクセス数が少ないのですが、見る意味はありますか?
あります。数が少ないうちこそ、どの流入元・どのページが予約につながっているかを把握し、効く施策に集中することが大切です。アクセスを増やす施策の効果も、計測していないと判断できません。
結局、いちばん大事な数字は何ですか?
予約・問い合わせクリック数(成果)です。アクセス数や順位は、最終的にこの成果につながって初めて意味を持ちます。成果を起点に、どの流入元・導線が貢献しているかを見るのが、迷わない効果測定のコツです。
GA4とSearch Console、両方必要ですか?
役割が違うので、両方あると効果測定が完結します。Search Consoleは『サイトに来る前』(どんな言葉で検索され、表示・クリックされたか)、GA4は『サイトに来た後』(どのページを見て、予約・問い合わせを押したか)を見ます。どちらも無料なので、両方つないでおくのがおすすめです。
以前のユニバーサルアナリティクス(UA)のデータは使えますか?
UAはすでに計測を終了しており、GA4とはデータの考え方(イベント中心)が異なります。過去データは参考程度にとどめ、GA4では『予約・問い合わせクリック』を成果イベントとして新たに計測する設計に切り替えるのが実務的です。過去との厳密な比較より、これからの傾向を追うことに集中します。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、効果を保証するものではありません。施策の効果は地域・競合・業種により異なります。医療・美容などは各業種の広告規制にご留意ください。